名前はAnimalsだけどクール
前回の「ゾンビーズ」に続いて今度は「アニマルズ」ですよ奥さん。
ネーミングセンスが直球過ぎて微笑ましいです。
このバンドを普通の方の説明する場合は「だーれのせいでもありゃしないー、みんなオイラが悪いのさー」とひとしきり歌ったあとで、
「この曲の原曲を歌ったバンド」となります。
えー、正確には最初にレコードにしたのはニーナ・シモンという女性の方ですが、
その曲は僕らが知っている「悲しき願い」とにても似つかない濃ゆいアレンジなのです。
こちら
ニーナ・シモン
Nina Simone - Don't Let Me Be Misunderstood
Don't Let Me Be Misunderstood
話は戻ってアニマルズ。
いつもどおり詳細はWikiでってことですが「こちとら忙しんじゃ!」って方向けに、
多分あってるんじゃないかというあいまいな情報を。
1.イギリスのニューキャッスルのバンド
(なので狭義のマージービートとは言えない。)
2.エリック・バードンの歌が白人最高のブルース・シンガーと呼ばれた。
3.大ヒット「The House Of The Rising Sun(「朝日のあたる家」)」の印象的なギターアルペジオについて
いろんな人が「本当はあのアレンジは俺が考えたんだよ。」と主張している。
4.ベースのチャス・チャンドラーはアメリカでジミヘンを見出し、イギリスに連れてきてデビューさせた人。
5・1966年に解散したあと、エリックバードンは「エリック・バードン&ジ・アニマルズ」を結成するが別のバンド。
そこに一時期POLICEのアンディ・サマーズがいたので「元アニマルズのアンディ・サマーズ」と記載されることがあるが、
間違いですよみなさーん!(まぁ、ほとんどの人がどうでもええーわいと思っているでしょうけどね。)
6.ご他聞にもれず、1975年と1983年にオリジナル・メンバーで再結成している。
7・有名曲は「The House Of The Rising Sun(「朝日のあたる家」)」、「Don't Let Me Be Misunderstood(悲しき願い)」、「Boom Boom」
まずは代表曲
「The House Of The Rising Sun(「朝日のあたる家」)」
The Animals - The House of the Rising Sun (TRADUÇÃO) 1964
はい、スネアなし、シンバルとハイハットでリズムを取ってますよね。
ここポイント。
次は荒いライブ演奏のこちら
「Round & Around 」
The Animals - "Round & Around" live
ここではチャス・チャンドラーのベースラインに注目。
そうなんです、エリック・バードンのボーカルでロックっぽい印象ですが、
演奏はぐーっとジャズっぽいんですよねー。
当時、もともとジャズやってたバンドが、時流に乗ってリズム&ブルースのカバーをやるってのは普通の流れでした。
(日本でもジャズバンドからGSへの流れがあったように。)
そこがとてもかっこいい、超クール。名前はアニマルズだけど演奏はクール、たまらないです。
このバンドも大好きです。
Zombies(ゾンビーズ)ってすごい名前だよね。
で、いきなりZombies(ゾンビーズ)なわけです。
最近は海外ドラマやゲームで似た名前のコンテンツが沢山出てきて、もう何がなにやらな状態でして。
このZombies、日本のGSのカーナビーツがカバーした「好きさ 好きさ 好きさ」の原曲を歌っているバンドです。
一般には、アイ高野さんの「お前の~すべ~て~」(振り付)とやって「コレの原曲を歌っているバンドだよ」と説明して、やっと「へぇー」と言われるくらいの知名度なバンドです。
このバンド、詳細はWikiで調べてもらうとして、「んな、暇ねーよ!」という方に、好きなので若干の盛りを加えて説明すると。
1.学校の仲間で作ったイギリスのバンド。
2.オーディション番組からデビュー。
3.キーボード主体の楽曲。
4.解散後に発表された「Time Of The Season(二人のシーズン)」が最大のヒット曲となる。
5.ボーカルのコリン・ストーンのちょっとハスキーで繊細な声は「ヴェルヴェット・ヴォイス」と呼ばれる。
6.有名な曲は「シーズ・ノット・ゼア」、「テル・ハー・ノー」、「ふたりのシーズン」、「I LOVE YOU(好きさ好きさ好きさ)」。
7.「Time Of The Season(二人のシーズン)」が最大のヒット曲ですが、アルバムはベストを買ったほうが良い。
で、まずはこのデビュー曲
「シーズ・ノット・ゼア」
単調でも、乗り一発でもなく、イギリス独特の突き抜けない感じ、特にZombiesの曲は
キーボードのロッド・アージェントが弾くピアノ、オルガンがかもし出す、深みのある楽曲が特徴。
ちょっと切ないこの曲もお勧め。
「テル・ハー・ノー」
Tell Her No The Zombies Stereo HiQ Hybrid JARichardsFilm 720p
(以下、完全に私見)
2曲見てもらって、お察しのとおり個々のルックスは「うーん」ですが、雰囲気はカッコいいでしょ。
キーボードのロッド・アージェントなんて超神経質そうだし、ギターとベースのメガネコンビはちょと見分けがつかないし。
それも曲がはじまればあら不思議、あざとさがない分スーッと曲が入ってきますよ。
ちなみに、2004年くらいから再結成してまだ活動してるみたいです。
以上ゾンビーズの紹介でした。
ご挨拶。
始めまして、土佐犬と申します。
いやー、ビックリしましたよ。いや、何がって洋楽ってあるじゃないですか、外国、おもに欧米のロックやポップスの総称って言うんですかね、それです。
いろんなジャンルがありますよね。
その中に「マージービート」って呼ばれている楽曲群があるんです。
ざーっくり言うと、60年代ビートルズデビュー前後のイギリスのビートバンドを指して言うんですが。
まあ、ビートルズは置いといて、同時期に活躍していた良いバンドがたくさんあるのですが、思いのほか知名度がないのが寂しくて、このブログを始めた次第です。
で、このマージービート、ほかにリバプールサウンドとか呼ばれたりしますが、どうですか?リバプールが付いた途端一気にビートルズ臭が強くなりません?このブログではどちらかというと、ビートルズ以外のバンドをご紹介して行く予定ですので、マージービートという言葉を使っていきます。
あ、ビートルズが嫌いな訳じゃなくて、ビートルズが別格すぎて同列に他のバンドを語ると焦点がボケちゃうんでね。勘弁です。
では、挨拶がわりにマージービートの入門として、とりま、これくらいは知っておこう、って楽曲を貼っておきますね。
では次回より、マージービートのバンド紹介をしていきたいと思います。
どうぞよろしく。